2021.05.20
便利屋エルエーです。お客様の多様性には驚かされてばかりの毎日、そこで昨年暮れにあったお引越しの壮絶なお話になります。具体的な作業依頼は引越に伴う不用品の回収と簡単なハウスクリーニングという内容でした。相見積を取って引越会社と日程は確定しているので、先行して片付けしていきたいとの意向でした。しかし3LDKのマンションは荷物で溢れかえり、例えば冷蔵庫を購入したとして配達、設置してもらおうとしても1日仕事になりそうな、そんなレベルのお宅です。まずはスペース確保から、6畳間一室を空っぽにして、そこに引越荷物の段ボールを高積みしていく…そして他の部屋も片付けながらスペースを確保しつつ進めて行きました。それでもスペースキャパを遥かにオーバーしているので苦戦します。さらには『捨てれない人』…本だけでも2トン超、洋服は平積みにしても6畳間がいっぱいになる程度です。それらを必要か不用品かを仕分けしていきますが一点一点吟味しながらですから、大袈裟な話でもなくその作業だけでも3ヶ月はかかりそうなスピード、とにかく忙しい年末で頭を抱えるところですが何日か作業日が増えても仕方がない、最後までお付き合いしようと腹を括りました。引越日前にようやく30%程度の不用品を片付け、捨てるに忍び無い荷物が30%…これは2か月限定で一時預かりとしました。事前に引越先の図面を確認しておいたのでこれが我々に出来る精一杯です、後は引越が完了して、最終の清掃でとりあえず現場が収まる、預かり荷物は年明けの暇な時に相談しながら何とかすればいい…目処がたって一安心していると、そのお客様から電話です。嫌な予感がします、聞くと引越会社が朝一番に来て、怒って何もせず引き上げて行ったとの事でした。私たちの作業から一週間あったのに荷造りを何もしていなかった…乱暴な話のようですがたまに耳にします。何とか助けて欲しいというお願い…暮れなので他のお客様もお待ちです。何とかスタッフィングをやり繰りし、そこから先はやや私サイドが仕切るカタチでテキパキこなしていきました。 タイトル通り新しい住まい=2のスペースに10の荷物を入れようとしていた現場です。期限ギリギリまで苦戦していたのは、お客様の性分や優柔不断さでは無くて、私の提案能力不足だと反省だらけの年末でした。日々進化ですね。※2021年6月末までお片付けカウンセリング無料キャンペーン実施中です。