コラム

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道理で消費

2021.12.09

こんにちは便利屋エルエーです。今年も残すところあと僅か、暖かくなったりいつもの冬だったりと、この季節だけじゃなくて何となく気候の読めない一年でしたね。本来なら12月は我々便利屋にとって最大の繁忙期なのですが、正直今年は読めません。とにかく夏がおかしくて、オリンピック→猛暑→お盆の長雨→コロナの再拡大と厳しい状況が続きその皺寄せで例年なら秋雨や台風で割と暇なはずの秋が忙しくて…とにかく、これまでとは一味違った暮れがスロースタートしてます。

さて今回のテーマに移る前に。『消費』を考える事が大好きな私で、大学生の頃は消費社会論を専門に研究して、就職も広告代理店だったのでただひたすら『ヒトは何をもって消費するのか?』というテーマに日々向き合っていたと思います。そうしたテーマを追い続ける中でよく出くわすキーワードの一つに『感覚消費』があります。人々がモノやサービスに興味を持ち、消費へと行動を移す…そこに直結するアテンションこそが感覚です。そしてその感覚は個性と同じく千差万別で、どこまで行っても答えが無く、そして消費って変化していくモノ、だから考えても考えても飽きが来なくて面白いのでしょうか…

とりあえず解りやすい例で『感覚消費』をお伝えするなら、飲食です…お腹がいっぱいになればいい…爆盛り大歓迎という『感覚』もあればプライスやポイント最優先という『感覚』…いやいややっぱり味こそが命!不味いくらいなら食べたく無い!だけど美味しければ何処へでも行くよ!という『感覚』…はたまたスピード最優先という方もいらっしゃるはずです。要はお客様の感覚に訴えられるポイントと提供する側の個性やセールスポイントの擦り合わせが客商売の真骨頂なわけです。

本題の本題に行く前にもう一つ。 この『感覚消費』と対義的に使用される用語に『感性消費』というのがあります。文字通り、感性を刺激されての消費で、これはファッション性の高い商品やサービスでよく見られます。美容室などが一番解りやすい業種なはずですね。

ですが面白い事にこの『感覚消費』と『感性消費』を大半の人がハイブリッドで持ち合わせているという現象…1000円しないTシャツを着ていても100万円を超える腕時計。グルメやブランドなんかどうでもいいけど年収の大半を趣味に注ぐようなアンバランスな感性と感覚の同居です。皆さんも多分自身の中にも心当たりを感じるだろうと思います。

さて本題にもう一歩近づいて行きます。この2方向の消費へのアプローチ…共通しての落とし穴があります。それは『プライス』と『お得感』です。私の周囲にもいますがバーゲンとかアウトレットでお買い物しないと損をした気持ちになる人、ポイント命でポイントの為に買い物する人。購入した商品にどれだけのプレミアが付いているのか気になる人。極め付けは1000万円超えで購入した新車の下取り査定額を気にするばかりにシートのビニールカバーを外さずに乗り続ける人。…そこまでいってしまうと『消費』を満足しているのでは無く『お金』に満足しているのかどうか?って言うスタンスのようで………ですがそんな人もそんなシーンも多い世の中です。

そこでやっと表題の『道理消費』。  先日お客様から便利屋さんに仕事依頼するのが初めてで料金や相場もわからなくて…どう判断したらいいのか?って言う入口相談がありました…私はシンプルに『道理』で判断することをお伝えしました。例えばお片付けするなら、まずはレンタカーなどの車両料金や知人などにお手伝いしてもらった場合に自分ならどれくらいの労いをするのか?…自分ひとりで完結した場合でも所要時間を自分の勤務先の報酬から換算していくらくらいのコストになるのか? そうしたベースの考察があってそれを専門家である便利屋に依頼したら?…もちろんベースコスト+企業利益考えるとこんなくらいかな?→それと作業品質のマッチングが『便利屋消費』の基本だと思っています。

昨今ではお客様の日割報酬を大きく下回るくらいの作業料金を入口にしている便利屋さんも増えてます。私たちLAには理解できないものも…

かつて仕事上の恩師に言われました。『低価格』は自分たちが提供する商品やサービスに足りないものを埋め合わせするパテみたいなものだと…今ごろになってそんな金言が甦ってきます。………さてさて忙しくなって欲しいこの暮れ、LAは全力でクオリティを追いかけて走り回ります。そしてお客様には『道理』で評価して頂けるように努めていきます。

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